シナプス後藤です。

「新規事業の計画を作る」というテーマは、コンサルティングや、研修などで今まで数多くのプロジェクトを実施してきました。

事業計画を作る、と言うことは当然、新規事業のアイデアが必要になります。ですが、このアイデアを考えるのが非常に難しいのですよね。では、「新規事業アイデア」を考えるために、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?


ベンチャービジネス(スタートアップ)を指向している人と話をしていると、「何か面白いアイデアはないか?」と考えているところを良く目にします。この「面白いアイデア」と言うのが曲者で、簡単に思いつく程度のものでは面白いものではないし、ようやくひねり出したとしても、事業としては成り立たなかったりもします。

以前、ベンチャーを立ち上げた知人と話したときのことです。「こんな難しい事業、どうしてやろうと思ったのですか?」という質問に対して、彼は、「業界慣習上、出来ない理由はたくさんあったのですが、お客さんのニーズがあったのでこのビジネスは必ず成功すると思っていました。」とおっしゃっていました。結局、ニーズがある、つまりお金を払いたいと思っている人たちがいる限り、何らかのサービスが成り立つということなのだと思います。ですので、実現可能性を無視して考えるのが、新規事業アイデアを考えるときには必要なのではないでしょうか?


つまり、新規事業アイデアを考える際のポイントは、「ニーズを探す」「実現可能性を考えない」の二つです。(*1)

1) ニーズを探す
事業成功に欠かせないものは「顧客のニーズがあること」です。これはビジネスとして存在する以上、必須条件ですね。なので、一番最初にやるべきなのは、「世の中にどんなニーズがあるか?」「どんなことで困っているのか?」を考えることです。
ですが、多くの場合、既存のニーズは満たされてしまっていることが多いので、新たに立ち上げようとするのであれば、「将来、どんなことに困りそうなのか?」ですね。

2) 実現可能性を考えない
人間の思考はどうしても、何らかの前提条件を持ってしまいます。多くの場合、「こんなことできっこない」と考え、アイデアを却下してしまいます。ですが、すぐにできることであれば、もう誰かがやっているはずで、出来ないからこそ価値がある、と思うべきなのです。
「できるかできないか」を考えてしまうとなかなか良いアイデアの可能性があっても検討のテーブルにすら載らないですよね。ですので、「考えてはいけない」のです。ブレインストーミングで「批判禁止」というルールが用いられますが、特に新規事業アイデアを考える時には絶対的なルールとして守らないといけません。実現可能性を考えることすら禁止にすべきなのです。


なお、ニーズを探す場合に、「大きなビジネスを立ち上げたい」と思ったら、より多くのユーザが持っているニーズを考えておく必要があります。
また、実現可能性についても、当然、「アイデアが出揃った後」で評価する必要はありますよね。例えば、タイムマシンが欲しい、と言われても出来ないものはできないので。

*1:新規事業のアプローチは様々なものがあります。ここでは一つの考え方としてご紹介しています。


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