シナプス後藤です。

新型コロナウイルスの影響により、オンライン会議システムの利用が増えてきて、様々な事例も増えてきました。
研修等、教育での利用も増えてきていると思いますが、これから利用する、というときに、「どれを使ったらよいのか?」で悩むケースも多々あると思います。

当社のメンバーに調べてもらいながら、下記の通り整理しました。
なお、この資料は、2020/04/16時点のもので、各社からの公式なサポートなしに作成しています(各社のサイトなどは参考にしています)ので、間違いがありましたらご指摘ください。適宜アップデートして参りたいと思います。

ツールの比較


当社メンバーにまとめて頂いたのが上記の表です。
比較的話題に上るツールを挙げて比較してみましたが、4/16時点の「当社が考える状況」なので皆さんがこのサイトをご覧になる時点では変わっているかもしれません。

何を検討ポイントにすべきか?

◇どのような研修を提供するのか?
まず、自分たちが提供する研修・セミナー形態に合わせて何が良いか、ということが重要になります。当社の研修の場合、下記を特徴としていました。
・テキストはパワーポイントで投影
・インタラクティブな進行
・グループワークによるディスカッション
従って、
① 講義の際にはパワーポイント(またはPDF)を表示できること
② 受講者と講師との相互のやり取りが出来る事
③ グループでの議論が出来る事
が必要になります。
研修によっては、講師が講義中心に進める形態のものもあれば、ワールドカフェのようにグループでの議論、グループ間の議論が活発に行われるものもあるでしょう。その要件によって選択できることが理想的です。

◇受講者の環境は何が許容できるのか?
一方で、当社のように企業様に研修を提供する、という事業者の場合、お客様(受講者)の環境に合わせる必要があります。
その際には、大前提として、「お客様が何を使っているか?」がベースになります。
また、セキュリティに関する対応も必要でしょう。
受講者が持っている端末として、全員がノートPCを持っているのか、iPad等のタブレットが多いのか、スマートフォンで参加する人もいるのか、等も検討の要素になります。
当社は、マーケティングや営業の研修が多いことから、比較的営業職向けの研修が多く、幸い、多くの方がノートPCを一人一台保有しているということが多いので、環境の制限は今のところ少ないです。

以降、各ツールについて、私の所感を記載しますが、あくまでも現時点での個人的見解ということを申し添えておきます。

Zoom:今のところスタンダード

今、一番使いやすいと考えているのはZoomです。私の周りでも比較的Zoomを第一選択肢に考えていらっしゃる方は多いようです。
基本的な機能、ブレークアウトセッション等のグループワーク機能が整っており、また、急速に拡大していることで多くの方が「知っている」という状態になっているのもポイントです。
上述の表では十分に整理できていませんが、動画圧縮率が高いようで、比較的「軽い」システムだと言われています。複数人が同時に利用する研修では、通信が途切れるのがクリティカルな問題になるケースがありますので、「軽い」というのも重要な要素でしょう。
一番懸念される点はセキュリティ面で、4/6頃に脆弱性が指摘され現在Zoom側で急速に対応をしているようです。企業によっては、セキュリティポリシーとして「Zoomを使ってはいけない」という対応を取っているところもあり、「使えるかどうか?」がポイントになるでしょう。

シナプスでのZoom活用について:「Zoomによるオンライン・マーケティング講座を実施しました

Microsoft Teams:コラボワークなら抜群

Microsoft Teamsは、Microsoft Officeの一部なので、PowerPoint等のOfficeファイルを共有しながらお互いに修正することができます。このコラボワーク(協働)が最大の強みでしょう。また、Zoomが使えない場合はセキュリティに関する事が多いと思いますが、Teamsの場合、Microsoft Officeの一機能なので、お客様の導入ハードルが極めて低いです。
機能としては、グループワークの機能が標準で提供されていないため、別の会議室を立てる必要があります。この点、ホスト側も受講者側も一手間かかるため、若干難易度が高そうです。

Cisco WebEx: WebEx Trainingを導入すれば有望選択肢

元々、Zoomの創業者はWebExの仕事をしていたこともあり、Zoomで出来ることはほぼほぼWebExでも出来そうな印象があり、比較的似たツールに見えます。
WebExも、Teamsと同様、大手ベンダーの提供のため、セキュリティ面は安定しているものと思われます。また、すでに導入している企業様も多く、お客様のインフラを使うことを前提にした場合には良い選択肢の一つです。ただし、ブレークアウトルーム機能を使うためにはWebEx Trainingのライセンスが必要になります。標準の会議システムではどうやら提供していないようなので、グループワークを多用する研修の場合は注意が必要です。

Google Hungouts:誰でも使える環境が魅力

Google自体が多くの方が触れるツールであり、誰でも使える環境にアクセスできそう、というのが魅力です。上述のツールと異なり、基本Webブラウザベースなのでインストールなどが不要というのが良いですね。
G Suiteを導入していれば多数の同時接続が可能です。無料の場合は10人までしかできないため、研修として活用する場合にはホストが有料であることは必須でしょう。
最大の難点は、重いことです。使用帯域幅(値が多いほど、データ転送量が多い=重い)から見てもかなり動きが重くなることが想定されます。
Google Docs等のツールと合わせて使うと強力なパワーを発揮しますので、少人数でのコラボワークをする場合には良さそうです。

Remo:ワールドカフェ用のツール

Remoはワールドカフェ等のイベントに特化したツールとしてはとても使いやすいです。一方で、企業研修で使おうと思うと、セキュリティ面が非常に不安な印象があり、現時点では「事業者としては顧客企業に提供するにはちょっと使いにくい」というのが正直な感想です。
一方で、イベント主催者として使う分には機能も良いので、今後の発展に期待したいところです。

Remoって何?:「オンラインワークショップツールRemoを触ってみた

結局、何を選択すべきか?

現時点では、個人的にはZoomが良いと考えています。
一方で、お客様の環境ではZoomを選べない、というケースも十分想定されますので、Zoomを有望選択肢として、最低限、Microsoft Teams、Cisco WebExあたりも対応できる、ということも必要と考えています。
当社でも3ツールは最低限として、様々なツールでも対応できるように整えているところです。

ただし、当社の研修スタイルの場合は、ということであり、上述した通り、何をやりたいかによって選ぶツールを変えるのがあるべき姿だと思います。
また、今、オンライン会議ツールは進化中であり、今後各社の対応によって大きく変わる可能性がありますので、常にキャッチアップしておく必要があるかもしれません。

※製品名は各社の登録商標です。

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