実務経験は重要ですが、先人の知恵が凝縮された本から学ぶことも重要です。本で知恵を学び、実行して自分の血肉とするPDCAサイクルを回しましょう。
「マーケティングを勉強したいが、どこから勉強しはじめたらよいかわからない」という方の為に、「コンサルタントが選ぶ!初中級向け「マーケティングおすすめ本」6選」をまとめました。
- 最新版 図解よくわかるこれからのマーケティング (DOBOOKS))
- マーケティングの実践教科書 [実務入門]
- ドリルを売るには穴を売れ
- 改訂3版 グロービスMBAマーケティング
- コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版
- 売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
1.【初級向け①】最新版 図解よくわかるこれからのマーケティング
非常にオーソドックスなマーケティングの体系的理論を網羅した本。図解も使って読みやすい本に仕上がっている。後半にマーケティングの最新の潮流も語られているが、最初に読む本としては、体系理解重視で、読み飛ばしてもOK。
2.【初級向け②】マーケティングの実践教科書 [実務入門]
マーケティング実践はスパイラル
オーソドックスなマーケティングの基本を体系的にまとめた本。本書の良いところは、実務を意識した「マーケティングスパイラル」の概念。
PDCAとほぼ同義だが、マーケティングのオーソドックスなステップを1個1個詳細に行うのではなく、ざっくり全体像を分析し、スパイラル状に回りながら、徐々に進化すればよい、と説いている。実践教科書の名の通り、初心者が陥りがちな、部分最適に陥らないように配慮している。マーケティングの体系的全体像・流れを重視した本。
3.【初級向け③】ドリルを売るには穴を売れ
小説形式でマーケティングの基礎エッセンスだけを学べる本
この本の特徴は、小説形式でなんといっても読みやすいこと。物語を読み進めることで自然にマーケティングの本質的要素が学べます。
この系統の本は、オリジナリティーを出しすぎてしまう本が多いのですが、「ドリルを売るには穴を売れ」は、オーソドックスなマーケティングの基本的思考法・顧客思考に細かい分析手法などは、学べませんが、1、2時間でスッと読め「これからマーケティングを勉強する人の入り口」として、最初に読むとよいと思います。
4.【中級向け①】改訂3版 グロービスMBAマーケティング
ビジネス書の定番「MBAシリーズ」
グロービスの定番本「MBAシリーズ」のMBAマーケティング。
他のMBAシリーズ同様、もれなくダブりなくコンパクトに、まとまっています。マーケティング復習する本としてはよいです。
弱点は、網羅性がある分、個々の項目で切れている野で、面白み・深みは、やや物足りない方がいるでしょう。
5.【中級向け②】コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版
マーケティングの神様コトラーのエッセンス
マーケティング界では、言わずと知れた神様コトラー。コトラーのマーケティングマネジメントシリーズは、多くの大学でマーケティングの教科書となり、またマーケティングプロフェッショナルに愛されています。
しかし、とにかく厚い!重い!版を重ねるたびにページが増え、「マーケティング・マネジメント12版」は1,000ページの厚さです。
そこで、中級向けにおすすめな本が、マーケティング・マネジメントのエッセンスを抜粋した「基本編」。とはいえ、400ページを超え読みごたえがありますので、覚悟して読みましょう。
6.【中級向け③】売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
マーケティング界の重鎮「アル・ライズ」「ジャック・トラウト」
マーケティングにポジショニングの概念を導入した「アル・ライズ」「ジャック・トラウト」コンビの著書。マーケティングを抜けモレなく網羅したというより、ポジショニング、ブランドの概念をわかりやすく説明しています。
初級向けの本で、マーケティング全体像を掴んだあとに読むのがおすすめです。
参考情報
1.マーケティングおすすめ本リンク集
- 最新版 図解よくわかるこれからのマーケティング (DOBOOKS)
- マーケティングの実践教科書 [実務入門]
- ドリルを売るには穴を売れ
- 改訂3版 グロービスMBAマーケティング
- コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版
- 売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
2.マーケティングフレームワーク実践ビジネスナレッジコラム
マーケティングを学ぶ企業研修
「マーケティング研修基礎」は、1万人が受講したマーケティング基礎プログラムです。「マーケティング戦略基本プロセスの流れ」「顧客ニーズの本質」を学びます。単なる知識に終わらずマーケティングの実務応用に活かせる論理的マーケティング思考法を身につけます。マーケティング思考・フレームワークをを組織共通言語化する企業内集合研修として最適です。
研修プログラムの詳細は『「マーケティング研修基礎」共通言語で顧客思考の組織を作る方法』をご覧ください。