株式会社テレコムスクエア様(以下、テレコムスクエア)は、海外出張者、訪日旅行者などにWiFi・携帯電話レンタルサービスを行っています。
テレコムスクエア様では、会議生産性・ホワイトカラー生産性向上のためシナプスの「ファシリテーション研修」を開催しました。
今回、研修企画および受講生としても参加した、人事総務部門 統括マネージャーの佐藤大介様に「ファシリテーション研修の実施背景」や「ファシリテーション研修後の社内会議運営変化」などについて伺いました。
佐藤様
会議の全体像、会議のメカニズム、体系的ファシリテーションスキルが、各メンバーの中にしっかり腹落ちしたのがよかったと思います。
ファシリテーション研修を受講した各メンバーから、「会議をよくしたい」「ぜひ会議生産性向上を実現したい」という意欲を強く感じます。
現在、ファシリテーション研修を実施して約2ヶ月です。正直明日にも忘れてしまうような研修が多いなか、シナプスさんのファシリテーション研修は、血が通っている感じです。効果が長く続いていますね。すぐ忘れない。
会議生産性向上で組織の意思決定力を上げたい
業界の競争環境が激化し「トランスフォーメーション」が必要
インタビュアー
まず、テレコムスクエア様について簡単に教えてください。
佐藤様
テレコムスクエアは創業25年のオーナー企業です。「国を超えて移動する人々に対する通信サービス」、具体的には、携帯電話やWiFiルーターのレンタルサービスを行っています。
テレコムスクエアは、国際通信端末レンタル事業者としては、老舗ですが、国内携帯キャリアの海外ローミングサービス充実化やリセールを行う競合が増えてきました。そのため競争環境が厳しくなり、元々の「空港で簡単に受け取れる」といった強みだけでは優位を保つのが難しくなってきました。「トランスフォーメーションが必要な時期」だと考えています。
会議生産性向上で組織の意思決定のスピード・クオリティを上げたい
インタビュアー
今回、なぜ「ファシリテーション研修」開催を検討されたのでしょうか。背景や事前のたファシリテーションや会議に対する組織課題などがあれば教えてください。
佐藤様
テレコムスクエアは、現在トランスフォーメーションの時期。つまり、既存の枠組での延長線上だけでビジネスを考えていてはダメです。
「会議生産性向上」はトランスフォーメーションの重要な要素です。変革の意思決定・実行が決まるのは、やはり会議の場です。そのため、ファシリテーション研修により、会議の意思決定のスピード、意思決定のクオリティ、そして会議決定事項を素早く実行するために納得感を高めていかなければならない。
グローバルで戦えるホワイトカラー生産性を目指す
佐藤様
まずは、会議生産性に着目し「ファシリテーション研修」を開催しましたが、大きな視点ではホワイトカラーの生産性向上」です。「日本企業は先進7カ国の最下位でアメリカの生産性の60パーセント」と言われています。テレコムスクエアは、国内だけでなく、海外事業者とも競争しなければなりません。ファシリテーション力を上げ、グローバルで戦えるホワイトカラー生産性が必須だと考えています。
あとは、「会議で決めること」「会議で合意形成をする力が弱い」。これはオーナー企業で、「最終的に決めるのはオーナー」という意識が社員にあるのもファシリテーション研修を開催した一因です。主体的に「自分で決める」「組織の合意をとっていく」という能力、そして意識が弱いと思います。
ファシリテーション研修で会議効率化の事前準備の重要性を学んだ
ファシリテーションには、アジェンダ・議論のシミュレーションなど事前準備が重要
インタビュアー
ファシリテーション研修を受講して印象に残ったことがあれば教えてください。
佐藤様
私が感じたのは、無駄のない効率的会議ファシリテーションをするには「ファシリテーターは会議前のシミュレーションが命」だということ。
これまでファシリテーターは、正直会議前ファシリテーションのシミュレーションをほとんどしていなかった。とにかく、会議前にアジェンダを書き会議ファシリテーションをシミュレーションする。シミュレーションが外れたら、次回の会議でまた改善すればよいんです。
ファシリテータがアジェンダ作成で議論の論点を事前確認するようになった
佐藤様
他のメンバーも「ファシリテーターには、会議の事前準備が重要」ということが、印象に残ったようです。
例えば、定例会議では、複数の人間が議題を申請します。これまでのファシリテーターの作るアジェンダは、会議前に申請された議題を単にまとめるだけでした。それが、ファシリテーターが、わざわざ会議前に申請者に「議論の論点」を確認してアジェンダを作るようになりました。
インタビュアー
それは、すばらしいですね。つまり、今までの会議アジェンダは、「○○案件について」といった項目だけだったものが、論点を設定し会議で「何を」「どういう順番で」「どういう時間割」で決めるか。ということが明確になったわけですね。
論点が明確だと、会議中の進行がスムーズになるのはもちろんですが、会議後に、「何が決まって、何か決まっていないか」「次にやるべきこと」がよりわかりやすくなった、のではないでしょうか。
佐藤様
そうですね。会議ファシリテーション論点を確認して、アジェンダを作成することは、会議後の決定事項の実行にもよい影響を与えています。
ただ、アジェンダでの会議前の論点設定などは向上しましたが、会議ファシリテーションのさばき方自体は、まだまだですね。ここは、やはりファシリテーションを間何度も実践して慣れていくしかないと思います。
ファシリテーションメカニズムが体系的に腹落ちし、ファシリテーターの意識向上
会議の全体像、会議のメカニズム、体系的ファシリテーションスキルが腹落ちした
インタビュアー
他に印象に残ったことはありますでしょうか。
佐藤様
会議の全体像、会議のメカニズム、体系的ファシリテーションスキルが、各メンバーの中にしっかり腹落ちしたのがよかったと思います。
ファシリテーション研修を受講した各メンバーから、「会議をよくしたい」「ぜひ会議生産性向上を実現したい」という意欲を強く感じます。
現在、ファシリテーション研修を実施して約2ヶ月です。正直明日にも忘れてしまうような研修が多いなか、シナプスさんのファシリテーション研修は、血が通っている感じです。効果が長く続いていますね。すぐ忘れない。
ファシリテーションロールプレイ演習は真剣味が違った
インタビュアー
シナプスのファシリテーション研修の特徴の一つに「参加者の状況設定を綿密に設計したロールプレイを使ったファシリテーション演習」があります。ファシリテーションロールプレイ演習の印象はいかがでしたか。
佐藤様
会議ファシリテーションというのは、やはり「知識だけ身につけてもしょうがない」ということがあります。その点、ファシリテーションロールプレイ演習では本番さながらの状況で、ファシリテーションに対する真剣味が違ってきますよね。各受講生は、「自分のファシリテーションレベル感がどの程度か」「ファシリテーションの課題点」が強く印象に残ったと思います。
シナプスのファシリテーション研修は、安定感があり、効果が長かった
シナプスの研修はプログラムが磨き抜かれて安定感があった
インタビュアー
シナプスに対してどのような印象を持ちましたか。
佐藤様
まずファシリテーション研修を実施いただいた家弓講師は、研修の進め方のスピード、構成、演習のはさみ方、すべてが絶妙でしたね。ファシリテーターとしてのスキルも高く、参加者とのコミュニケーションも、うまくかみ合っていた。
次に、シナプスさんでの開催は初めてでしたが、研修は正直研修会社によって当たり外れもあり、「やってみたいとわからない」と思っています。
今回のファシリテーション研修は、ファシリテーションのエッセンスが凝縮されており、網羅性があり、期待以上でした。「相当当たった」という感じですね。打率10割で、1打席目がホームランだった(笑)
また、シナプスさんの研修は安定感を感じますね。研修プログラムが磨き抜かれている、考えられている。私は、研修に問題を感じたら率直に「わかりづらかった」など研修会社にいうのですが、シナプスさんのファシリテーション研修では、そんな不安もなかったです。
ファシリテーション研修効果が長く会議運営効率化のPDCAサイクルが回っている
インタビュアー
ファシリテーション研修に参加した受講生の感想などあれば教えてください。
佐藤様
シナプスさんのファシリテーション研修は、研修効果が長く続いていますね。
ファシリテーション研修中に、「ファシリテーションフィードバックシート」を使いました。このファシリテーションフィードバックシートを使って、実際の会議後に振り返りをしています。
ファシリテーション力向上による会議生産性アップは、今のテレコムスクエアにとって重要な課題です。ここに妥協が入ってはいけない。
佐藤様
そのため、ファシリテーション研修の毎回の演習後につかった、「ファシリテーションチェックシート」活用しています。今日の会議ファシリテーションの反省・振り返りをして、また改善するという会議運営効率化のPDCAサイクルを回しています。
インタビュアー
それは、すばらしい取り組みですね。我々としても、ファシリテーション研修後も、ここまで活用いただいているのはとてもうれしいです。