シナプスの新規事業開発コンサルティングの特長

更新日:2024年2月20日

シナプスの新規事業コンサルティングの特長は大きく3つです。

  1. 伴走型支援によって事業開発だけでなく人材育成も兼ねられる
  2. 戦略ロジックによる成功確率と社内外関係者説得力の向上が図れる
  3. VOCメソッドの活用によって解像度高く顧客ニーズを捉えられる

伴走型支援によって事業開発だけでなく人材育成も兼ねられる

シナプスの新規事業開発コンサルティングの基本スタイルは伴走型です。お客様社内のメンバーとシナプスのコンサルタントがプロジェクトを組んで実施します。プロジェクトの活動主体はクライアントのプロジェクトメンバーで、コンサルタントはプロジェクトの全体設計とファシリテーションに徹します。

新規事業コンサルティングプロジェクトでは、まず最初に、コンサルタントがタスクを洗い出しスケジュールを組み立てるなどしてプロジェクト全体を設計します。その計画に基づいて、メンバーが作業を進めていくことになりますが、コンサルタントはプロセスの要所要所でアドバイスや定期的なミーティングによる方向修正などで伴走していきます。



新規事業開発には様々なハードルがあります。プロジェクト進行上の障害・問題が起きたり、想定外の事実が発見されたり、新規事業を生み出すことはたやすいことではありません。それだけに、経験豊富なコンサルタントのプロジェクトマネジメントによって円滑なプロジェクト進行が可能となるのです。

加えて、伴走型の新規事業コンサルティングスタイルは、新規事業開発に大きな意味合いがあります。それは、新規事業開発の経験のないメンバーでも円滑なプロジェクトの進行と成果が期待できること。そして、その経験を通じて、メンバーが新規事業開発のノウハウを取得できることです。つまり、人材育成にも大きな効果があります。

新規事業はその事業化にあたって「推進リーダー」の存在が不可欠です。メンバーが主となり活動を進めていく伴走型だからこそ、プロジェクトメンバーの中から、新規事業の責任者としての意識や思い入れを醸成して、推進リーダーを養成することが可能になるのです。


新規事業コンサルタント・後藤匡史

研修・人材育成事業を持つシナプスでは、プロジェクト内で新規事業人材を育成することも意識してプロジェクトを設計しています。場合によっては、「新規事業開発研修」の形で提供することもあります。


戦略ロジックによる成功確率と社内外関係者説得力の向上が図れること

シナプスの新規事業開発コンサルティングでは、論理的なアプローチを重視することにこだわっています。論理的であることには、ふたつの意味合いがあります。まず、成功確率を高めること。そして、人や組織を動かす力を持っていることです。


ロジカルな新規事業開発アプローチ

ロジカルな新規事業開発アプローチ


新規事業は100%の成功確率は望めません。しかし、やるからにはたった1%でも良いから成功確率を上げるという執念が必要でしょう。ロジックにこだわるというのは、そういった意味合いを持っています。徹底的に成功する根拠を考え、少しでも成功確率を上げるためにできることは尽くさねばなりません。

新規事業のローンチ・成功までにはいくつかの要所がありますが、新規事業プロジェクトの最初に行う「領域選択」は特に重要です。シナプスの新規事業コンサルティングでは、この領域選択のフェーズにおいて経営の問題意識を可視化し、市場性・優位性・実現性等の判断基準を示し、ロジックによる意思決定を支援しています。

新規事業を円滑にローンチするためには、まず経営トップを動かさねばなりません。当然、経営の視点からは「想定事業規模は?」「収益性は?」「投資回収期間は?」といった経営成果に関わる説明を求めるでしょう。

これらを正確に予想することは不可能です。だからといって新規事業に対する情熱や熱意だけでは説得力に欠けます。その熱量に加えて、「なぜこの新規事業が成功するのか」について、自分たちの足で稼いだVOCのような客観事実で論理づけされていると、強力な説得力と納得感が生み出されます。つまり、プロジェクトの仮説をもとに「自分たちはこう考えた」という根拠を論理的に説明することが、社内を説得し動かす原動力となるのです。

そして、これらは経営トップに限らず、社内全体の空気を醸成するためにも極めて重要です。それは、スタートアップ企業と異なり、説明義務が発生する大企業の新規事業プロセスでは、ロジカルな意思決定プロセスが望まれるからです。

VOCメソッドの活用によって解像度高く顧客ニーズを捉えられること

シナプスの新規事業コンサルティングプロセスは、VOC(Voice Of Customer:顧客の声や現状実態など事実から明らかになった本質的ニーズ)収集を中心に組み立てています。顧客ニーズ(顧客の困り事、Pain、等)は新規事業でも極めて重要ですが、ニーズ把握においては、新規事業は元々顧客(候補)に関する解像度が低く、より多くの顧客の声を収集して顧客が置かれている現実を深く理解することが必要になるからです。

VOC収集にあたっては、「良質な仮説を立てる事」と「数をこなすこと」の両面が求められます。顧客はどのような困りごとがありそうなのか、どんな心理状態なのか、ボトルネックは何なのか、何を求めているのか、など現状と理想の仮説を組み立てます。そのうえで、数多くのVOCを集め、仮説(=事業案)を検証します。


VOC収集活動による仮説検証


事業案によって求められるVOCの数は異なりますが、シナプスの新規事業コンサルティングプロジェクトでは、概ね1テーマに対して100件程度は収集することを目標として活動しています。

この活動を通じて、プロジェクトメンバーにVOCの重要性と顧客ヒアリングのスキル、行動力が身に付きます。困った時、悩んだ時にはVOCに立ち戻る、という基本姿勢が新規事業開発人材の成長を促すのです。




他の新規事業コンサルティングについてのコラム

コンテンツに戻る