更新日:2024年1月29日
マーケティング基礎研修の概要
マーケティングの理論体系を大きく3ステップに分け、1ステップずつわかりやすく解説します。フレームワークなどの知識を単に覚えるのではなく、顧客ニーズの本質、市場の捉え方、分析アプローチ手法、マーケティングの思考プロセスなど本質的な理解を促し、実務で使えるマーケティングスキルの習得を図ります。
マーケティング基礎研修|クラスの進め方
家弓正彦講師
「マーケティングってなに?」
マーケティングは事業成長に欠かせない企業・組織の本質的な活動である、ということをご受講のみなさんに理解頂くため、マーケティング基礎研修の冒頭では、必ず「マーケティングとはなにか?」との問いかけをしています。
マーケティング基礎研修では、最初にマーケティングの考え方、各種フレームワークを用いた分析、意思決定のしかたなどをレクチャーし、基本をインプットします。その後、レクチャーによってインプットしたことを、グループワークで演習やショートケースに取り組み、成果物をアウトプットしてもらいます。
また、成果物を代表グループにプレゼンテーションしていただき(アウトプット)、クラス全体で共有、討議を重ねます。最後に、講師から成果物へのフィードバックや参考分析例を紹介し総括します(インプット)。
こうしたインプットとアウトプットを繰り返す学習メソッドを、シナプスでは体感ラーニングと呼んでいます。これにより単なる知識にとどまらない使えるマーケティングスキルを身につけることができるのです。
マーケティング基礎研修|受講対象
- 職種を問わずマーケティングスキル(顧客思考、戦略思考、論理思考など)の必要性を感じ始めている方
- マーケティングを初めて学ぶ方(新入社員含む)
- ひと通りマーケティングの知識はあるが、それを体系的に定着させ、実務活用を目指す方
少人数での実施をお考えの場合は、公開講座もご活用いただけます
マーケティング基礎研修|目的とゴール
- マーケティング戦略構築の一連の基本プロセスを理解習得し、マーケティング思考を持つ
- マーケティングが組織の共通言語となり、顧客思考、戦略思考が組織文化として定着する
参考文献
マーケティングの実践的指導書。マーケティング戦略構築のプロセスを3ステップに分解して解説しています。単なる知識を学ぶのではなく、マーケティングの思考プロセスや分析の具体的作業手順など、実務のなかで活用することを目指しています。
マーケティング基礎研修の特徴
マーケティング体系の重要なポイントに絞り、その徹底理解を促す
マーケティング体系のうち実務で必要となる重要なポイントに絞ってプログラムを構成しています。全体を大きく3つのステップ(環境分析/戦略構築/施策立案)に分け、本当に実務で必要なフレームワークに絞ってとりあげています。絞り込んだフレームワークについて、思考プロセス、作業手順、具体的活用方法などを深く掘り下げ、きめ細かくレクチャー、指導します。
このマーケティング基礎の内容だけでもしっかり理解いただければ実務で有効に活用いただけるはずです。
わかりやすく身近な企業や商品を事例、演習として採用
マーケティングの重要なポイントをしっかり理解いただくためには事例の紹介や演習の取り組みが不可欠です。できるだけ身近な企業や商品の事例をふんだんに用いて、受講生の理解を促しています。またグループワークで取り組む演習やショートケースも実際の企業・商品事例を取り上げ、その意思決定者の立場に立って、分析や意思決定に取り組みます。その体験を通じ、分析や意思決定のコツやその難しさを深く掘り下げて理解いただけます。
業界特性にあわせたカスタマイズ、演習の自社課題化
業界によってマーケティングの取り組み方や重要なポイントは異なります。
シナプスでは、コンサルティングで培ってきたノウハウを活かして、事前に業界特性、お客様企業の状況を把握して、プログラムをカスタマイズいたします。重点的に取り組みたいパートや簡略化してよいところなど何なりとお申し付けください。
また、学んだことをアウトプットする演習のテーマをカスタマイズして、自社課題に変更することもできます。受講生にとっては自社の事業や製品、あるいは実在するお客様を題材として演習に取り組むことによって、より現実の業務にマーケティングを取り入れることをイメージでき、担当業務への活用力、応用力が高まります。
マーケティング基礎研修のプログラム内容
マーケティング 基礎概念 |
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マーケティング 環境分析 |
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マーケティングの 基本戦略(STP) |
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マーケティングの 具体的施策(4P) |
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マーケティング戦略 総合演習 |
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マーケティング基礎研修|このような企業様におすすめいたします
次のような状況を変えて持続的に成長する組織にしたい、とお考えの企業様におすすめです。マーケティングの基本をレクチャーと演習で体系的に学び、部門を問わず社内組織で「マーケティング思考」を共通言語として浸透させることを目指しています。
- 対症療法的、かつ目先の場当たり的な施策
- 属人的な勘と経験に頼り成功確率に限界
- 自社製品の売り込みのみを目的とした発想
組織全体にマーケティング思考を定着させたい
もはや製品力や技術力だけで勝てる時代は終わり、いかに戦略的に市場を攻略するかというマーケティング思考が重要なカギを握る時代です。
- 「組織的にマーケティング力を底上げしたい」
- 「社内でマーケティングを共通言語化したい」
そんな企業様にぜひおすすめしたいのがこのマーケティング基礎研修です。
若手にマーケティング感覚を養ってもらいたい
シナプスのマーケティング研修では、マーケティングの本質を「顧客ニーズに応えること」、「競争優位を築くこと」ととらえています。そう考えると、マーケティングスキルは、職種を問わずビジネスの基礎スキルといってもよいのではないでしょうか?
このような基本はビジネススキルの基盤として早めに教育を施しておくことが肝要かと思います。まず、若手のうちからマーケティング感覚や顧客思考を磨くことに着手してみませんか?
部門ごとにマーケティングの必要性に迫られている
マーケティングを必要としているのはマーケティング部門、企画部門だけではありません。営業部門は、お客様からの要望も高度化し、付加価値ある提案が求められています。技術開発部門は世の中の動向を見極め、本質的な顧客ニーズに応えるソリューション開発が求められています。
このようなトレンドは企業のあらゆる部門にマーケティング力が求められているあらわれと言えるでしょう。それぞれの部門課題に応じて、マーケティングスキルの強化に取り組む必要がありそうです。
マーケティング基礎研修の導入事例
リサーチ会社様:マーケティングエージェンシー育成研修事例
株式会社インテージ様でのマーケティング基礎研修事例です。インテージ様では、合わせて「問題解決スキル」「ファシリテーション研修」も開催されています。
飯野様
成果として良かったのは、マーケティング基礎研修を受けたあとに、一部のメンバーが研修で学習したフレームワークを実務で使うようになってきたことですね。
企画営業をするときに、リサーチデータ分析結果をそのまま顧客に提示するのではなく、調査設計において3C分析など、きちんとマーケティングフレームワークを使って分析し、「こういう分析の前提だから、こういう調査設計になる」というストーリーがあります。
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農薬メーカー様:マーケティング研修事例
協友アグリ株式会社様でのマーケティング研修事例です。
近年、生産者の高齢化や生産資材の低価格志向の激化によって、農業生産者や農協が変わり始めています。協友アグリも、若手の営業担当を拡充したこともあり、今までのベテラン営業による勘と経験だけでは価値提供が難しくなりつつありました。そこで、2013年よりシナプスに「マーケティング研修」を依頼しています。
山岸様
受講者に、マーケティング研修の内容が基本的な型として定着し始めています。新人の営業パーソンの中には、社内会議で自分の課題を発表するときに、研修で学んだフレームワークを使って説明する人も出てきました。 農業関連産業でも、マーケティングプロセスを活かすことができると感じました。むしろ、業界構造的には全農さん以外が、参入できないからこそ、マーケティングスキルを大いに活用していくべきだと考えています。
協友アグリ株式会社様の企業研修事例 | 製薬・農薬 | 企業研修・社員研修 | 株式会社シナプス
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【その他(公益)】東京電力エナジーパートナー様:マーケティング研修事例
東京電力エナジーパートナー株式会社様で新商品開発機能を持つ「商品開発室」全メンバー向けに「マーケティング研修」を開催しました。
冨山様
商品開発室では「新しいことを事業としてまとめ、世の中に生み出していく」ことがミッションです。 しかし、多様な人材は揃っているものの、新商品開発のような「事業を生み出すこと」を体系立てて経験したことがある人が少なかった。また、商品開発室組織全体のマーケティング知識レベルが揃っていませんでした。 そこで、「新商品開発プロセスで、全員でコミュニケーションできる共通言語を研修で作りたかった」んです。組織としてのマーケティングの総合力が足りなかったと感じていました。
東京電力エナジーパートナー株式会社様の企業研修事例 | 公益・交通 | 企業研修・社員研修 | 株式会社シナプス
株式会社シナプス
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マーケティング基礎研修|講師陣
- 家弓正彦(シナプス ファウンダー/取締役会長)
- 後藤匡史(シナプス 代表取締役社長)
- 西原良介(シナプス 取締役)
- 名和田竜
- 長田有喜
- 向川俊秀