ロジカルシンキング研修のプログラム概要
概要
ロジカルシンキングはビジネスパーソンとして身につけるべき必須のスキルと考えられています。もちろんビジネスで成果を上げるためには「経験」や「直観」も重要です。しかし、どのような状況にも的確に意思決定し、行動し、成果を出すためには、ロジカルに考えるチカラが最大の武器となることは言うまでもありません。
さらにロジカルシンキングは伝えるチカラにもつながります。 ビジネスにおける報連相などのコミュニケーションが簡潔にわかりやすく、そして説得力や納得感をもって表現できるようになります。
つまり、この「ロジカルシンキング研修」は、論理的な思考を用いてビジネスで成果を上げるためのプログラムなのです。シナプスのロジカルシンキング研修の内容としては、基本的な考え方を「重要」「分解」「原因」「説明」の4つのパーツで理解し、習得します。
対象
- 職種を問わず、すべての若手ビジネスパーソン(年齢に制約はありませんが、できれば20歳代半ばまでに身につけておくことが望ましいでしょう)
- ロジカルに考えることに苦手意識を持っている方
- 報連相において、長々と話してしまう傾向のある方
目的、ゴール
- ロジカルシンキングの基本を理解し、ビジネスで成果を出すために使えるようになる
- コミュニケーション力(話す力、書く力)が強化され、わかりやすさと納得感が向上する
- 日頃から論理的にものごとを考える習慣を身につけるきっかけとなる
シナプスのロジカルシンキング研修の特徴
ロジカルシンキングに初めて触れる方にも優しく取り組むことができます
ビジネス経験の浅い若手やはじめてロジカルシンキングを学ぶ方でも、考えるチカラを鍛えるプログラムとして手軽に取り組むことができます。入門編ですから、ここではあまり学習範囲を広げずに基礎スキルとして必須のポイントに絞りました。これでビジネスパーソンとして本当に必要なスキルについて、演習を通じて習得することになります。学習のポイントを絞ることで考えることに不慣れな受講生にも負担なく受けとめ、理解習得を促すことができるのです。
ロジカルシンキングを4つのチカラで構成しています
ロジカルシンキングでまず押さえておきたい重要なポイントは「重要」「分解」「原因」「説明」の4つのチカラとなります。「重要」とは優先順位をつけることであり、常にものごとに優先順位をつけて的確な行動をとることを目指します。「分解」とは、ものごとを分けて情報を整理するチカラです。まさに分析とはものごとを分けて観ることを意味しています。そして、あらゆる事象には「原因」と「結果」の関係があります。それらを紐づけて考えるチカラを養います。最後に「説明」するチカラです。論理的にわかりやすく説明する、報告をするといったコミュニケーション力を高めます。
ロジカルシンキングを構成する4つの要素
わかりやすい身の回りの事例、演習を題材に徹底理解を促します
ロジカルシンキングの基礎スキルを強化するために、日常生活や職場などにおける身の回りの事象を例にとってわかりやすく解説します。また、よくあるエピソードなどを演習題材として、「このような状況だったらあなたはどう考えるか?行動するか?」といった問題提起をしています。改めて自分の身の回りにはロジカルシンキングを用いる状況がふんだんに存在することに気づくことでしょう。身近でわかりやすい題材だからこそ、受講生は学びを抵抗なく受け止め、興味をもって取り組めます。その結果、自然にロジカルシンキングの定着化が図られていきます。
ロジカルシンキング研修のカリキュラム
イントロダクション |
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重要なことから考える力 |
【演習】顧客満足度調査を実施したい、イシューは?
【演習】イシュー定義「あなたはどちらを選ぶか?」 |
分解する力 |
【演習】事実と仮説を切り分ける
【演習】様々なロジックツリーを描いてみよう |
根拠を考える力 |
【ペアワーク】「なぜ」の聞き方 【演習】因果構造図を描いてみよう |
説明する力 |
【演習】根拠を示す(3つの視点)
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総括 |
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このような企業様にロジカルシンキング研修をオススメします
若手のうちに共通言語としてロジカルシンキングを浸透させたい
ダイバーシティという言葉が叫ばれるようになって、価値観の多様性や社員一人ひとりの個性は大切にしたいものです。しかし、組織で成果を出すために、そこには共通言語が必要となります。様々な価値観の中で共通言語となるのがロジック(論理)です。ロジカルシンキングをもとにしたコミュニケーションがしっかりなされていれば、そこには多様性と同時に統一した指針が生まれ、強い組織力が発揮されるはずです。そして、ぜひ若手のうちにロジックという共通言語の定着化を図ってほしいところです。
社内のコミュニケーション(報連相)が冗長でわかりにくい
組織的なロジカルシンキングのチカラは社内コミュニケーションに現れます。現場における報連相、会議での対話、部門の報告や方針発表など、様々な社内コミュニケーションが冗長でわかりにくいと感じたことはありませんか?おそらくそれは組織としてのロジカルシンキングスキルに問題がありそうです。さらに問題が深刻なのは、そのようなコミュニケーションが社内で行われているということは、おそらく社外、例えばお客様にもわかりにくい説明がなされているということです。最終的にはビジネスの競争力にかかわる問題です。一歩一歩着実に、しかし早急にロジカルシンキングの基礎を組織的に定着させていきたいものです。
ロジカルシンキングはコミュニケーション力にも通じる
フットワークは良いが、考える習慣が身についていない若手が多い
若手セールスは元気があるし、礼儀正しい、そして何よりフットワークが良い!足腰の強い営業組織は、実に頼もしいですね。しかし、そこに頭脳(ロジカルシンキング)が加わればまさに鬼に金棒です。足腰と頭脳は車の両輪のようなものだと思うのですが、意外とこれらが両立している組織は少ないのではないでしょうか。これは営業に限らず、あらゆる組織がこのふたつを両立させてこそ、強い組織が生まれ、大きな成果が得られることでしょう。貴方の組織が足腰型だとすれば、これを機にロジカルシンキングを鍛えてみませんか?
ロジカルシンキング研修の担当講師
- 家弓正彦(シナプス代表取締役)
- 後藤匡史(シナプス常務取締役)
- 松浦剛志