MECE(「ミーシー」もしくは「ミッシー」)とは、”Mutually Exclusive & Collectively Exhaustive”の頭文字を取ったもので、ヌケモレが無く重複がない状態をいいます。
論理展開においてMECEであれば、論理構造の完成度が高いと判断できます。
元々は、マッキンゼー&カンパニー社の社内用語として使われていた用語です。
MECEの事例
MECEな事例
年齢別顧客分類
- 60歳代以上
- 50歳代
- 40歳代
- 30歳代
- 20歳代以下
性別顧客分類
- 男性
- 女性
MECEでない事例
支払い方法別顧客分類(モレがある場合)
- カード派
- キャッシュ派
※Suicaはどこに入る?
職業別顧客分類(モレ・ダブりがある場合)
- 主婦
- OL
- 学生
※OLかつ学生は?(ダブり)他の職業は?(モレ)
ピラミッドストラクチャーのコツはMECEより「MECE感」
MECEというフレームワークは、論理的に問題解決をする場面において有効な概念です。
ただし、MECEにこだわり過ぎない方がよい場面もあります。例えば、プレゼンテーションの場合、MECEにこだわりすぎて、すべての情報を相手に伝えてしまうと重要なメッセージが相手に残らない可能性があります。プレゼンテーションの資料では「7割型カバーしている」MECE感があればOKとしたほうがよいでしょう。
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