1.ロジックツリーとは

「ロジックツリー(Logic Tree)」は、ロジカルシンキングのツールの1つで、問題分析の際に、関係する要素を分解して考えるための思考ツールです。

ロジックツリーには、物事を構成要素に分解する「Whatツリー」や問題の原因を分解する「Whyツリー」、課題の解決策を具体化する「Howツリー」などがあります。


ロジックツリーのイメージ

2.ロジックツリー作成3つのコツ

2-1.ロジックツリーの分解は、MECEで

ロジックツリーを使う場合、ロジックツリーの各段では、「MECE=もれなくダブりなく」分解することを心がけましょう。

ロジックツリーの項目は、可能性・比率が少なくても省略しない

分解する時点で「比率が少ない項目は書かない」という方がいますが、ロジックツリーでは、「広く洗い出す」ことを重視します。いったん全体像をモレなく分解して広く洗い出した上で、ロジックツリー上の「重要な問題点」「重要な施策」を選択しましょう。

2-2.ロジックツリー分解のコツ:四則演算

ロジックツリーで分解するときのコツが「四則演算を使うこと」です。四則演算の視点は、MECEな分解が作りやすくオススメです。

かけ算

  • 売上=客数×顧客当たり単価
  • 顧客当たり購入金額=購買単価×購買個数

足し算

  • コスト=固定費+変動費
  • 売上=商品群A+商品群B+・・・

引き算

  • 利益=売上-コスト

2-3.ロジックツリー分解のコツ:フレームワークを使う

ロジックツリーでは、既存のフレームワークを使うこともできます。既存フレームワークは、MECEな分解が担保されていること、他の人と共通認識が作りやすいこと、などがよい点です。

一方、既存フレームワークを使うことは楽ですが、不適切な使い方をしないよう注意しましょう。例えば、マーケティングの原因分析に、4Pを使うのは不適切な可能性が高いです。4Pは手段です。通常3Cの方が適切でしょう。

3C:業界環境の分解

  • 市場
  • 競合
  • 自社

4P:マーケティング施策の分解

  • 商品戦略
  • 価格戦略
  • 流通戦略
  • プロモーション戦略

3.ロジックツリーで分解した具体例

3-1.店舗売上げをロジックツリーで分解した例


店舗売上
=購買客数 × 1人当り購入金額
=(来店客数×購入率) × (購買単価 × 購買個数)


3-2.利益をロジックツリーで分解した例



利益
=売上 - コスト
=(商品群Aの売上 + 商品群Bの売上 + 商品群Cの売上) -(固定費 + 変動費)


4.「問題解決プロセス」と「ロジックツリー」の関係


問題解決にはプロセスがあります。

「問題点の発見」「原因の特定」「解決策」など、それぞれのプロセスごとにロジックツリーを作成して、問題を整理しましょう。




参考情報

ロジックツリーに関連する用語集


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問題解決スキル研修

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研修プログラム詳細は『問題解決スキル研修』をご覧ください。

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