コロナの影響で変わったものの一つが企業研修の実施形態です。内容により、オンライン/対面集合、ハイブリッドなど運用はさまざまです。本記事では、シナプスのオンライン研修について、ツールや進め方の工夫などご紹介しています。
オンライン研修で対象とするWeb会議ツール
シナプスでは、お客様のオンライン環境やご要望に合わせて様々なツールで対応いたします。
シナプスにてツールをご準備する場合はZoomをデフォルトとしていますが、お客様のご事情に併せて、Teams、WebEx、GoogleMeetなどでも対応可能です。
※上記以外のツールでの検討もお気軽に担当コンサルタントにご相談ください。
オンライン研修のメリット
オンライン形式は、感染拡大の原因となる密接・密集・密閉を避け、受講者の在席場所・距離を気にすることなく、企業内研修の実施が可能です。拠点展開をされている企業様では移動にかかる負荷もないため、知識伝達を主目的にする研修はコロナ禍収束後もオンライン研修で運用される場合も多いようです。
また、運用面のみならず、教育効果の面でも、オンラインならではの良さも存在します。
集中力が増す
オンライン環境では、ずっと画面を見ていなければならず、集中力が必要とされます。逆に、教育の面からみれば、「強制的に集中力が増す」という事にもなりますので、研修内容をより理解することが可能になります。
とはいえ、集中力を保たなくてはならない分、疲れが増しますので、集合研修よりも休憩の頻度を多くしたり、また、講義時間を短めにしてシーンが変わるタイミングを短くするなどの「オンライン研修ならではの工夫」が必要になります。
シナプスではその知見を貯めており、お客様に合わせて最適な設計で企業研修をご提供いたします
オンラインならではのインタラクティブ性
例えば、Zoomには「チャット機能」が存在します。チャット機能を用いることで、集合研修では質問がしづらいものでも、気軽にアウトプットが出来ますので、講師がチャットに反応することで集合研修とは異なるインタラクティブな研修が実現できます。
一方で、その環境に慣れるためには若干の時間がかかりますので、研修のオープニングでツールの使い方やオンラインでのファシリテーションのコツなども講師よりお伝えします。
オンライン研修の主な課題
オンラインでの研修を実施するためには様々なハードルがあります。
・ツール
・受講者の接続環境
・オンラインでのコミュニケーション
これらのハードルをコンサルタントと講師が貴社との打ち合わせにより解決していきます。(もちろん、事前の打合せもオンライン会議をベースに対応いたします)
ツール
上述の通り、様々なツールに対応可能です。お客さまの環境に合わせてご提案いたします。
また、お客様がツールを未導入の場合、シナプスのZoomアカウントをご提供することも可能です。
受講者の接続環境
受講者の接続環境はお客様にご対応いただくことをお願いしておりますが、よく問題になるのは下記です。
受講者の端末
ノートPCがベストですが、タブレットやスマートフォンしかない、というケースがたまにあります。シナプスの研修では、マーケティングや問題解決などビジネスで必要な課題に取り組む必要がありますので、出来る限りPCでのご参加を推奨しています。(iPad等タブレットでもPowerPointが使えるようなら問題ありません)
出来る限り、受講者に端末がいきわたるようご検討ください。
通信環境
一般にWeb会議ツールを利用するとかなりの通信量を必要とします。在宅勤務の場合、受講者のご自宅の環境に依存しますが、テザリングなど、通信量が制限される契約形態ですとすぐに使い切ってしまう可能性があります。したがって、受講者の通信環境についても事前にご確認いただき、出来る限りの整備をご検討ください。
接続場所
在宅勤務の場合、お子様の学校が休校していたり、ご家族がご在宅だったりと、「研修ができる環境」がご自宅に整えにくいケースがあります。短時間であれば、社用車での対応なども可能でしょうが、研修のようなある程度の時間を確保するとなるとご家庭の状況によっては難しいケースもございます。したがって、事前に受講者の環境をご確認いただくことをお勧めしています。
(お子様が画面に映ったとしても、受講者同士が問題だと思わなければ、研修を進めることは可能です)
研修例:Zoomで実施する場合
Zoomを例に、オンラインでの研修をお示しします。
オンラインでできること~インタラクティブな講義~
集合研修と同様に、講師が受講生と会話しながら、インタラクティブな講義が進められます
【ポイント】
・講師が「聞き取りやすいスピード」で話すことを心がけ、理解しやすい講義を実現する
・講師が「誰がボールを持っているか」を明確にするファシリテーションを行い、明示的なコミュニケーションを実現する
オンラインでできること~グループワーク~
途中でグループワークにわかれて議論し、協力してアウトプットを作成できます。
※Zoomを利用する場合、ブレイクアウトセッション機能を活用して、円滑なグループワークを実現できます。
【ポイント】
グループだけのセッション環境をつくる
事前に各グループの書記役を決める
事前にワークシートの準備を行う
オンライン研修の設計〜実施まで
集合研修のプログラムをベースとして、よりオンラインで効果の出る研修を設計します。