実際に自社の新規事業開発プロジェクトを組成し、リアルな新規事業開発に取り組むワークショップ形式の研修です。メンバーのスキルアップ、変革リーダーの発掘・育成、挑戦のカルチャー醸成を同時に叶えます。
新規事業開発ワークショップのプログラム概要
先の読めない混迷の時代、既存事業のみで成長を遂げることに限界を感じている企業も多いでしょう。まさにこのような時代だからこそ、新たな成長戦略として新規事業開発が重要視されています。成長企業は事業領域を広げる、あるいは新しいビジネスモデルを開発するなどの取り組みで成長を図っています。
しかし、新規事業開発の経験を持つ人材は少ないし、新規事業にチャレンジするマインドもなかなか醸成できないものです。
そこで、シナプスが提供する新規事業開発研修は、単なる研修にとどまらず、実際に自社の新規事業開発プロジェクトを組成し、リアルな新規事業開発に取り組むワークショップ形式のものとなります。
ワークショップとは?
コンサルティング会社ならではのシナプス独自のプログラムです。現実の事業課題をテーマとして、受講生メンバーによってプロジェクトチームを組成します。そのチームにコンサルタントがアドバイザーとして張り付いて、二人三脚で、新規事業開発に取り組みます。最終的には新規事業、およびその事業計画に関する提言を作成し、会社(経営幹部)に提案プレゼンを行うことを想定しています。
シナプスの新規事業開発研修は、経験豊富なコンサルタントによる新規事業開発プロセスの指導に従って、プロジェクトメンバーがその作業に取り組むことになります。6か月ほどかけて新規事業アイディア抽出、ビジネスモデル設計、事業計画化といった一連の流れを体験することができます。リアルな体験だけに、新規事業開発のノウハウをしっかり習得し、新しい変革にチャレンジするマインドも醸成されることでしょう。そして、何より現実に新規事業立ち上げという成果を生み出すことを期待できます。
対象
- 新規事業開発を担ってもらいたい事業企画部門のキーパーソン
- 新規事業開発の必要性を感じており、今後チャレンジしたいという気概を持つ方
- 組織の中で影響力を持ち、新規事業開発へのマインド醸成に貢献できる方
目的、ゴール
- 新規事業開発の基本アプローチ手法をマスターする
- 以降、新規事業開発の中核を担うキーパーソンになってもらう
- メンバーがリーダーシップをもって、社内に新規事業マインドを醸成する
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新規事業開発ワークショップの特徴
組織・人材課題、事業成果といった多面的効果が生まれます
新規事業開発研修は、参加メンバーのスキルアップを目指すだけではありません。この活動を通じて、新規事業開発を担う変革のリーダーを発掘し、養成することにつながります。さらに、これらの活動が他の社員にも影響を及ぼし、新しいことへの挑戦のカルチャーを醸成します。そして何より現実の新規事業立ち上げという成果を出すことを目指したプログラムです。こういった多面的な効果が期待できる新規事業開発研修ですが、これらのうちどの効果を特に重視したいかというプライオリティを明確化しておくとよいでしょう。
新規事業開発経験の豊富なコンサルタントが手厚い指導
新規事業開発のアプローチに唯一の正解があるわけではありません。しかし、そこには定石となる論理的アプローチフローや分析フレームワークなどがあります。下記に示したのはその一例となるワークシートです。
新規事業アイディアを考える際、自由に発想するのもよいのですが、フレームワークを活用すると網羅的かつ論理的にアイディアを抽出できます。新規事業開発の経験のないメンバーでも、シナプスが提供する各種ワークシートを活用することで戸惑うことなく作業に取り組むことができるでしょう。これらの活用方法を含めて、新規事業開発経験が豊富なコンサルタントがきめ細かくレクチャー、作業指導、フィードバックなどを行いながら、プロジェクトメンバーにそのノウハウを伝授していきます。
ご要望に応じてプログラムをカスタマイズ提案
ひとことで新規事業開発と言っても、その取り組みには様々な課題があるでしょう。既存の制約にとらわれずに、柔軟な発想で事業アイディアを洗い出すことができない、事業アイディアがあっても儲かるビジネスモデルを描けない、具体的な事業計画化、事業ローンチへの実現力が足りない等など。その課題によって、取り組むべきプログラムは異なります。新規事業開発にかかわる現状をヒアリングさせていただき、御社に最適なプログラムを設計して、ご提案いたします。ご要望等があれば、遠慮なくお申し付けください。
新規事業開発ワークショップのカリキュラム
以下、6か月でアイディア抽出~事業計画化までの全プロセスをひと通り取り組むカリキュラムを示します。
ご要望に応じて、「もっと軽く」「アイディア抽出を中心に」「ローンチ計画までより具体的に」といったカスタマイズにお応えします。
何なりとご要望をお聞かせください。
新規事業開発研修の全体像
新規事業開発ワークショップの詳細プログラム
企画設計
研修事務局、および幹部の方とカリキュラムにかかわる企画設計を行います。
メンバー選定 グループ編成 テーマ設定 ゴールイメージ |
受講メンバーの選出については、今後、組織の中で新規事業開発に取り組んでほしいメンバーを選出します。 次に、グループ編成とそのグループで取り組むテーマを設定します。 テーマは、新規事業として有望と思われるドメインや技術要素などで定義するとよいでしょう。 ゴールイメージは、会社として新規事業に期待する要件を明確化しておきたいところです。(ex.事業規模、革新性、回収期間など) |
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Day1セッション
【レクチャー】 マーケティング |
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【グループワーク】 テーマ検討 |
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講演会(オプション) |
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Day2セッション
【プレゼンテーション】 テーマ発表 |
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【レクチャー】 ニーズ仮説とインタビュー |
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【グループワーク】 ニーズ仮説立案 顧客ヒアリング設計 |
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Day3セッション
【プレゼンテーション】 ニーズ分析 |
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【レクチャー】 ソリューション設計 |
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【グループワーク】 ソリューション検討 |
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Day4セッション
【レクチャー】 競争戦略とビジネスモデル |
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【グループワーク】 基本戦略構築 |
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Day5セッション
【プレゼンテーション】 ビジネスモデル |
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【レクチャー】 事業計画の立て方 |
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【グループワーク】 事業計画検討 |
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Day6セッション
【プレゼンテーション】 事業計画概要 |
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【グループワーク】 事業計画精緻化 |
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最終プレゼン
【プレゼンテーション】 トップ答申 |
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新規事業開発ワークショップの実施事例
【精密機械】一部上場精密機械製造業
全社戦略の一環として、新規事業開発を担う組織が組成され、これまで一年間、新規事業開発のアプローチもわからないまま、手探りで取り組んできた。 しかし、プロのアプローチを学ぶ必要を痛感し、導入することにした。 他部署のメンバーもプロジェクトに巻き込み、全社を挙げて半年間取り組み、経営トップへのプレゼンまで行うことができた。 これまでやってきたことは全く的外れではなかったが、顧客ヒアリングを含む緻密な情報収集と論理的なプロセスによって、経営トップを動かす新規事業提案ができ、予算をつけて継続して新規事業開発に取り組む意思決定を取り付けた。 同時に今回の取り組みによって、当社独自の型が出来上がり、今後とも自信をもって新規事業開発に取り組むことができそうだ。
このような企業様に新規事業開発ワークショップをオススメします
新規事業開発が必要だが、それを担うスキルとリーダーシップを持つ人材がいない
新規事業開発には、高いスキルと強力なリーダーシップを持つキーパーソンの存在が不可欠です。まずそのような中核人材をしっかり養成するために、プロジェクトチームを組成し、メンバー同士で切磋琢磨しながらスキルアップ、マインド醸成を図ってもらいます。コンサルタントはその活動に寄り添い、伴走者としてスキル面、マインド面をしっかりサポートしてまいります。
自己流ではない、論理的な新規事業開発のアプローチを組織的に学びたい
多くの企業で新規事業開発の経験を持つメンバーは希少で、そのノウハウは培われていません。ゆえに新規事業開発に取り組むにあたって、とりあえず見様見真似、自己流のやり方に頼って初めてみたというケースが多いようです。しかし、新規事業開発にはある程度の論理的定石があり、それを踏襲することが成功確率を高めることは間違いありません。まずその基本を組織的に学んでほしいところです。
新規事業開発に対する組織カルチャーや意識が薄い
新規事業開発は限られたキーパーソンの力だけで成功するものではありません。最終的には様々な組織、多くのメンバーの支援を取り付け、強力な推進力をもって実現化に向けて取り組む必要があるわけです。新規事業開発プロジェクトチームの活動は組織に影響を与え、関連する部署やメンバーに多大な影響を与えます。しかし、それだけではなく他にも様々な仕掛け(新規事業コンテストなど)を通じて組織カルチャーを醸成することができます。これらの仕掛けについてもご提案し、企画運営させていただくことができます。
新規事業開発ワークショップの担当講師
- 家弓正彦(シナプス創業者/取締役会長)
- 後藤匡史(シナプス代表取締役)