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大手情報通信企業様|マーケティングスキル研修

大手情報通信企業の若手社員を対象としたマーケティングスキル研修の事例です。実務接続を研修のゴールに置いて設計されています。株式会社シナプスは、事業成長に繋がる人材育成プログラムを提供する企業研修・社員研修の専門会社です。マーケティングの実務経験とコンサル経験を持った講師陣が、出張とオンラインの両方で承ります。

こちらの国内老舗電機メーカー様は、長年に渡りマーケティング研修を行っています。当初はマネージャー層を対象にしていましたが、順に層を拡大し、若手や中途採用の方を中心にマーケティングスキルを学んで頂いています。
※長期間研修を継続した結果、マーケティング文化が十分に社内に浸透したため、現在はライトに半日研修を実施しています。

大手情報通信企業様|マーケティングスキル研修|研修の概要

  • 期間:全3回(1回7時間、ワークショップ形式) ※期間は2~3か月
  • 対象:若手(20代)、中途採用者など指名制(部署の指定はなし)
  • 課題:財務知識を伴う実践的なマーケティングスキルを養う場を作りたい。
  • 到達目標:マーケティングと財務の基礎知識を取得し、実務で活用できるようになる。
  • 進め方:初日にマーケティングの基礎知識をケースを用いて学び、2日目に財務基礎を学んだ後、自社課題ケースに取り組み、事業計画を立案する。

大手情報通信企業様|マーケティングスキル研修|導入の背景

こ知らの事例の大手情報通信企業様は、早くからマーケティングに力を入れていらっしゃいます。

まず、マネージャークラス向けにVOCマーケティング研修が始まりました。VOCマーケティング研修は、顧客の声を収集しそこから本質的なニーズを見出し先回りした提案につなげる、総合的なマーケティングスキルの獲得を目指したものです。単なる御用聞き、商材紹介では営業が務まらなくなってきたことを受けて、営業にマーケティング思考を組み込む必要がでてきたことが背景にあります。

研修で学んだ考え方やテクニックを現場で使ってVoC(顧客の声)の収集を実践することになるのですが、現実として顧客との対話を進めるのは部下であるため、マネージャーには部下の指導も求められます。個別案件についての相談対応・指導はマネージャーの業務に含まれますが、VoCマーケティングのベースとなるマーケティングの考え方を個々のマネージャーが部下一人ひとりに教えるのは効率がよいものではありません。

そこで、若手向けにも基本的なマーケティングスキルを学ぶ研修を企画検討することになりました。

大手情報通信企業様|マーケティングスキル研修|研修設計のポイント

プログラム構成の工夫

このマーケティングスキル研修のゴールは、マーケティング知識の実務接続にあります。

マーケティングは、主に売上-トップラインを上げることを目的とした活動です。具体的には、売上や営業上の目標を達成するために、マーケティング施策の組み立てを行うことを指します。つまり、マーケティング活動の結果変数は、財務会計上の売上であり利益と定義できます。

この考えで実務接続をゴールにおいた研修を組み立てると、マーケティングの戦略構築の流れをや基本的なフレームワークを学ぶのは当然のこと、財務会計の基礎知識も必要不可欠なパーツです。

研修プログラムの組み立ては、マーケティングと財務会計の基礎知識を一般的な事例を題材にレクチャーと演習(ワーク)で学び、総合演習として自社課題を用いて事業計画立案を行うというものです。マーケティング分野だけでなく、数字も伴って実践アクションに落とし込むのが特徴です。また、最終日の自社課題では、ケース開発を行ったことで実務接続が叶えられる設計となっています。

マーケティング思考の浸透フェーズ変化への対応

前述のとおり、こちらのメーカー様は早くからマーケティングに注目されており、中長期的には会社内でマーケティング思考を広め、マーケティングを文化として浸透させたいとお考えでした。

長期間継続してVOCマーケティング研修、マーケティングスキル研修を実施することにより、社内にマーケティングが共通言語として定着してきました。

また、受講生のビジネススタイルの変化により研修に参加できる時間が減ったことも考慮し、希望者が手軽に受講できる半日研修が検討され、2022年からプログラムを改組しました。新プログラムでは、半日プログラムになり時間が短くはなりましたが、レベル分けをし、動画予習を取り入れ、研修では演習中心で取りんでいただいています。

大手情報通信企業様|マーケティングスキル研修|カリキュラム

 

家弓顔写真

家弓正彦講師

ニーズの変化に伴って半日の研修となってからも、受講生の方々は真面目で予習もしっかりとされ、研修中も集中して受けていただいています。動画での予習で充分な効果が出ているのも、日常的な上司部下の会話の中でマーケティングが共通言語として機能し、マーケティングを理解する土壌ができているからではないでしょうか。

マーケティングを文化として定着させるには、時間が必要です。最初に力を入れて中長期を見据えたプログラムを設計し、毎年研修を継続する中で、その時その時の事情に応じて大小問わず丁寧にプログラムの改善を試みてきたことが、結果として実を結んでいるものと考えています。

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大手製造業様の新規事業部隊にて実施した新規事業の考え方を理解する一連の研修の事例です。新規事業の考え方、スキルを体系的に整理することと組織の共通言語化をねらって企画された研修です。新規事業開発を実務としている方々にご受講頂いたこともあり、検討中テーマに落とし込んで具体的に考えて頂くため、知識インプットに加えてQ&Aに時間を割いた設計となっています。

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大手情報通信企業の若手社員を対象にした、マーケティングの基礎知識を理解・体得することを目的に企画・実施された研修の事例です。実務接続をゴールにおき、マーケティング領域だけでなく財務会計を理解したうえで数字を伴って実践アクションに落とし込むのが特徴です。

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