企業研修目的の重要目的の一つとして、社内共通言語を作ることがあります。

社内共通言語があると、コミュニケーションが質・量ともに向上し組織力を高めます。

1.社内共通言語化で組織力が高まる


具体的に組織における「共通言語化」とはどんなことなのでしょうか?組織内での共通言語化ができるとどんなメリットがあるのでしょうか?


1-1.トヨタ自動車の組織力を支える社内共通言語


具体的に社内共通言語化とはどんなことななのでしょうか?組織での共通言語化ができるとどんなメリットがあるのでしょうか?

例えば、トヨタ自動車などは、組織の共通言語化がかなり進んでいる企業として知られています。

トヨタ自動車の社内共通言語例

  • 3現主義=「現場」「現物」「現実」
  • 「なぜ」を5回繰り返す
  • 「ムリ・ムダ・ムラ」「ムダとり」

トヨタ自動車の組織力の強さのキモの一つは、これらの社内共通言語を強烈に浸透させ、全員が共通言語で話し、同じイメージを共有して、日々カイゼンにまい進していることにあります。

1-2.社内共通言語がある組織とない組織

次に、マーケティングにおける社内共通言語化でイメージしてみましょう。

共通言語がない組織

営業でも、商品企画でも、マーケティング戦略を実行していくのはもちろん一人ではできません。

例えば、ある組織内で「1人だけ高いマーケティングスキルを持った人がいるが、ほかの従業員は、マーケティングの共通言語を持っていない」場合はどうなるでしょうか?

仮に、その1人がすばらしいマーケティング計画を立案しても、共通言語がないため組織内に施策が浸透せず実行に失敗する可能性高いでしょう。


共通言語がある組織


一方、組織内で共通言語化ができていればどうでしょう?

例えば、「ニーズとウォンツ」という言葉のイメージが共通言語として共有されていれば、ある顧客の話しを聞いたときに「今回お客様がいわれたのは、ウォンツ(手段)だと思いますが、その顧客のニーズ(目的)はなんだったのでしょう?」といった、一段掘り下げた会話がなりたちます。

同様に、「顧客の声はどうなっていたか?」「その商品のターゲットはどこか?」「この商品の競合は、具体的にどこか?」、日常業務でマーケティング共通言語が飛び交っている組織は、マーケティングに強い組織です。


共通言語があるとき、ないとき


2.分野別社内共通言語化例


組織共通言語化ができている状態とは、社員同士が日々共通言語を使ってコミュニケーションができている状態です。共通言語ができている組織では、具体的にどのような会話がなされるでしょうか。

2-1.マーケティングの社内共通言語例

  • フレームワーク:3C分析SWOT分析PEST分析4P
  • 「お客様のニーズは何? それはウォンツじゃないの?」

2-2.ニーズヒアリングの社内共通言語例

  • 「そうなると誰がうれしいの?」
  • 「そうなると何がうれしいの?」
  • ニーズ仮説はなんですか?」

2-4.ファシリテーションの社内共通言語例

  • 「会議アジェンダは、いつ発行されるの?」
  • ホワイトボードを使おう」

2-5.プレゼンテーションの社内共通言語例

  • 「プレゼンテーションの目的・ゴールは?」
  • ワンスライド・ワンメッセージ
  • 「このスライドのメインメッセージは何?」

3. 社内共通言語を作れた企業研修事例

3-1.電力会社様:マーケティング研修基礎事例

東京電力エナジーパートナー株式会社様で新規事業開発機能を持つ「商品開発室」全メンバーに対して「マーケティング研修」を開催しました。

事例詳細は『電力会社様:マーケティング研修基礎事例』をご覧ください。

冨山) 元々、商品開発室は多様性のあるメンバーなので、プロジェクトを進めるときに共通言語を持つことが狙いでした。
複数のプロジェクトが並行して動いているのですが、共通言語としてマーケティングのフレームワークなどを使うことが当然になってきていますね。半年間で、すでにサービスをローンチさせた人もいます。

3-2.自動車部品メーカー様:BtoBマーケティング研修基礎事例

自動車部品会社様向けのBtoBマーケティング研修事例です。

マーケティング部での教育として「BtoBマーケティング研修基礎」からスタートして土台となる共通言語を作りました。受講生がよりリアルにBtoBマーケティングプロセスを体感するため、自社商品を使った自社課題事例を扱いました。

事例詳細は『自動車部品メーカー様:BtoBマーケティング研修基礎事例』をご覧ください。

『また、部内の資料で、「3C分析」「PEST分析」「SWOT分析」「DMU」といったマーケティング用語も見受けられるようになりました。もちろん、これまでも言葉として知っている人はいたと思いますが、他の人が理解できるかわからないため、資料で積極的に使われませんでした。』
特に若いメンバーが「BtoBマーケティング研修基礎」により、マーケティング用語が部内の共通言語となり、上手に活用できるようなったのは大きな収穫です。』

3-3.自動車部品メーカー様:プレゼンテーション研修(実践編)事例

日本特殊陶業株式会社は、愛知県名古屋市に本社を構える創業80年のメーカーです。主力商品である「NGKスパークプラグ」は、世界NO.1シェアを誇っています。

ロジカルプレゼンテーション研修(実践編)のワークショップで、セミナープレゼン資料構成をゼロから見直した事例です。日本特殊陶業様では、部員の全員でプレゼンテーション資料について、深く議論することにより、プレゼンテーションの共通言語ができました。

事例詳細は『自動車部品メーカー様:プレゼンテーション研修(実践編)事例』をご覧ください。

『私のいるチームはプレゼンテーション資料を作る機会が多いので、通常業務のなかでも「ロジカルプレゼンテーション研修」での成果を感じる場面が何度もありました。部署内でも全体的にレベルアップが図れたと思います。』
「ワンスライド・ワンメッセージ」という共通言語ができたことは大きいですね。「プレゼン資料はこういう手順で作りましょう」という知識を共有していることで、部署の皆が同じような品質で統一感のあるプレゼン資料を作れるようになったと思います。』

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