企業研修を検討する際、「そもそも研修費用は、どう計算されるのか」という疑問がある方も多いでしょう。シナプスの「企業研修費用算出の基本的な考え方」について解説します。
なお、シナプスの企業研修・社員研修は、お客様企業へ講師を派遣する「講師派遣型」が基本です。
企業研修費用の内訳基本8項目
企業研修費用の内訳となる基本的な項目を記載します。
- 講師派遣費用
- テキスト費用
- カスタマイズ費用
- 備品費用
- 講師交通費・宿泊費
- 講師用弁当・水
- 研修会場費用
- 追加添削・フォローアップ費用
企業研修費用各項目の内容
研修講師派遣費用(1日当たり)
ベースとなる研修費用です。一般的に「講師稼働1日当たり●●万円」という費用計算となります。例えば、合計3日間のカリキュラムであれば、1日当たり講師費用×3日分が、合計の講師派遣費用です。
例:60万円×3日=180万円
なお、講師派遣費用は、通常受講者人数による変動はありません。例えば、受講生が19名と20名の1日当たり講師派遣費用は同額です。
このため、1度に多くの受講生を受け入れた方が、1人当たりの研修費用は低くなります。講演形式のような、講師からの一方向レクチャーであれば人数増加による教育効果の低減はあまりありません。しかし、演習形式でのグループワークやディスカッションを中心とした研修では、研修効果を保てる1クラスあたりの受講者数に上限がありますので、ご注意ください。
参考として、標準的な演習やケースを使った研修では「30人程度」、自社課題を使った実践演習では「20人前後」が研修効果が落ちない受講上限人数です。
テキスト費用(講師派遣費用に含む)
シナプスでは、基本的にはテキスト費用は、講師派遣費用に含まれます(追加費用なし)。
なお、シナプスからお客様へファイルベースでご提供し、お客様側で印刷いただくのが通常の流れです。(※シナプスで印刷を承る場合は、別途テキスト費用をいただきます)
カリキュラムカスタマイズ費用(通常追加なし)
シナプスの企業内研修では、ほぼすべてのお客様で、受講生層や企業様の状況により、カリキュラムをカスタマイズします。このとき、シナプスが保有する様々なベーステキスト(標準テキスト)を元にお客様に応じた入れ替えなどの、基本的なコンサルティング・チューニングなどは、追加費用は発生しません。ただし、「お客様に合わせて、ゼロベースでカリキュラムを構成する」など、大幅なテキストの改定・新規作成が必要な場合、企画費などが追加発生することがあります。
また、シナプスでは、研修テーマとして、自社課題を解決する実践型研修を多く開催しています。自社課題設定テーマはコンサルタントとのミーティングにより決定します。テーマ設定ミーティングなどのコンサルティングサポート費用も基本はかかりません。なお、研修準備に当たり、お客様特定の大幅な稼働がかかる場合(コンサルタントの事前調査など)は、追加費用が発生する場合があります。
研修用備品費用(お客様用意)
講座中に利用する各種備品、「プロジェクター」「プロジェクター投影用PC」「ホワイトボード」「サインペン」「フセン紙」「模造紙」「A4白紙」は、お客様にてご用意ください。
交通費・宿泊費用(実費請求)
交通費は、実費を申し受けます。また東京から遠方での開催の場合、講師は前泊しますので、宿泊費も実費をご請求いたします。
講師用弁当・水
当日、講師用に水を用意ください。なお、弁当の用意は通常不要ですが、研修会場が、工場施設など、付近で講師が食事をすることが困難な場合は、弁当の用意・社員食堂の利用手配などのご準備をお願いいたします。
研修会場費用(通常不要、外部会場は実費)
講師派遣型研修では、多くの場合、お客様企業の会議室を会場として利用します。
もし、社内に適切な会議室の空きがない場合、外部の貸し会議室などを利用する場合があります。貸し会議室は実費費用がかかります。
追加添削・フォローアップ費用(オプション見積)
研修日当日以外の講師作業、例えば、受講生の個別課題添削、研修後のフォローアップなどは、追加費用となります。
個別の添削・フォローアップをご希望されるお客様は、担当コンサルタントにご相談ください。