シナプス海老原です。

今回はシナプスの新規事業プログラムで教えている「新規事業計画書の書き方の基本」について解説します。

新規事業計画書の書き方は、人や書籍によって多少違いがあるかと思いますが、今回は比較的汎用性の高いオーソドックスな書き方を解説します。


1.新規事業計画書において常に意識すべき4つの論点


新規事業計画書を書くに当たって、全体を通して常に意識する論点は、次の4つです。新規事業をみるフレームワークとして、シンプルで、覚えやすいのでおすすめです。

  • 売れるか?
  • 勝てるか?
  • 儲かるか?
  • できるか?

1-1.売れるか

新規事業計画書で意識する論点の1つ目は、「売れるか」です。

1-2.勝てるか

新規事業計画書で意識する論点の2つ目は、「勝てるか」です。

1-3.儲かるか

新規事業計画書で意識する論点の3つ目は、「儲かるか」です。

1-4.できるか

新規事業計画書で意識する論点の1つ目は、「できるか」です。

2.新規事業計画書の目次

2-1.新規事業計画書の目次例

  1. 事業の背景
  2. ターゲット市場
  3. 顧客ニーズ
  4. 商品・サービス
  5. ビジネスモデル
  6. 競合状況
  7. 競争優位性
  8. マーケティング施策
  9. 財務計画
  10. 事業体制
  11. 事業リスクと対策
  12. 実行スケジュール

2-2.新規事業の機会探索までの場合の目次案

2-1の12個の事業計画書目次は、実際に事業計画を進める際の目次です。事業内容にもよりますが、「新規事業機会探索」。この市場機会の善し悪し、もっと調査を進めてよいか?の場合は、1の「事業背景」から8の「マーケティング施策」まで、を求められることが多いでしょう。

  1. 事業の背景
  2. ターゲット市場
  3. 顧客ニーズ
  4. 商品・サービス
  5. ビジネスモデル
  6. 競合状況
  7. 競争優位性
  8. マーケティング施策

最初の新規事業機会調査段階では、ここまででもOK。事業としてリソースを投入するかの判断では、「財務計画」「体制」「リスク計画」「実行スケジュール」も必須となります。

3.新規事業計画書の目次ごとの論点ガイドライン

3-1.事業の背景

  • どんな事業か?(顧客、提供価値、具体的商品)
  • この事業に取り組む意義は?
  • 市場が生まれる理由は?

3-2.ターゲット市場

  • 顧客は誰か?
  • なぜその顧客を選択したのか?
  • 市場規模と成長性は?

3-3.顧客ニーズ

  • 顧客はなぜ買うのか?
    ①現状の顧客の「不」は?
    ②顧客が感じる価値は?

3-4.商品・サービス

  • どのような商品・サービスか?
  • 利用シーンは?
  • 商品の提供価値は?
  • どんなリソースを活用するか?

3-5.ビジネスモデル

  • 金流、商流、物流、情報流は?
  • 収益モデルは?
  • どのように顧客価値を提供するか?

3-6.競合状況

  • 競合は誰か?
  • 競合の商品・サービス内容は?
  • 競合の戦略は何か?
    競合のターゲット、ポジショニングは?

3-7.競争優位性

  • 競合は誰か?
  • 競争優位性は何か?
  • 優位性は獲得可能か?
  • 中長期的に勝てるのか?

3-8.マーケティング施策

  • 価格は?
  • 流通チャネルは?
  • コミュニケーション戦略は?

まとめ

新規事業計画書の書き方としてオーソドックスな目次と論点のポイントを解説しました。まずは、新規事業計画を書く際は、まずはオーソドックスな目次に沿って、モレのないよう全体像を把握しましょう。

  1. 事業成果を常に意識する
  2. 異質なものを受け入れる
  3. 新規事業リーダーには情熱が必要


参考情報

1.コラム原案者

株式会社シナプス 取締役 後藤匡史

1973年生まれ。1999年株式会社アイネス入社。 システムエンジニアとして、流通業、製造業、サービス業など幅広い分野の情報システムの開発業務に従事。
2007年、株式会社シナプスに入社。マーケティングコンサルタントとして、主にマーケティング戦略や新規事業開発などのコンサルティング、研修、ワークショップに携わる。
(※ライティング海老原)



2.新規事業に関連する企業研修


「新規事業ワークショップ」は新規事業にフォーカスし、顧客の声を元にコンサルタントのサポートを受けながら事業計画を作成するワークショップです。事業アイデア(新規事業のタネ)を、実際に何度も顧客ヒアリング(VOC取得)し、新規事業計画書の作成や事業機会の発見を行います。

研修プログラムの詳細は 『「新規事業ワークショップ」-顧客の声を徹底収集』をご覧ください。


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